地球の内部構造(高認・地学基礎対策)

01/08

地球内部は層構造をしている

地球の内部は均一ではなく、層構造をしています。ちょうど卵のようなイメージで、地殻の部分が卵の殻、マントルが白身、核(外核と内核)が黄身に相当します。

地球の内部構造

地球の内部構造

上図のように地球は層構造をしていることは地震波の観測によって推定されました。

02/08

地球内部が層構造をしている理由

約46億年前地球が誕生した頃、地球はとても熱くドロドロに融けたような状態でした。時間とともに、重い成分(鉄やニッケル)は内部へ沈んでいき、逆に軽い成分は上層に浮かび上がり、分離したのです。その後、地球は冷えて、固体化しました。

ちょうど、サラダに使うドレッシングに似ています。ドレッシングの中には時間が経つと分離するものがありますが、よく振ると混ざります。このさまざまな成分が混ざった状態が、地球が誕生した頃のイメージです。そして、しばらく放置しておくと、軽い成分は上へ、重い成分は下に移動し、徐々に分離します。この分離した状態は、現在の地球の内部構造としてイメージできます。

03/08

各層の名称を覚えよう!

地球内部は上図のように層構造をしています。まずは、各層の名称を覚えましょう。

地表から「地殻」→「マントル」→「外核」→「内核」

です。

また、地殻やマントルは主に岩石からできており、核(外核や内核)は鉄やニッケルからできています。さらに、外核は液体状であることも覚えておきましょう。

04/08

各層の境界名と深さを覚えよう!

次にそれぞれの層の境界面の名称を覚えましょう。それぞれの境界面は、個性的な名称になっています。これは発見者の名前にちなんで名付けられたからです。

地球の断面図

地球の断面図。高認試験対策として、各層の名称と境界面の名称、深さを覚えておくことは必須です。


地球内部の各層と境界面の名称
 境界面の名称深さ
地殻とマントルの境界モホロビチッチ不連続面5~50km
マントルと外核の境界グーテンベルク面2900km
外核と内角の境界レーマン面5100km
地球の中心6400km

上の図は必須事項なので、必ず覚えましょう。実際に書いて覚えると効果的です。上の図のように四重丸を書いて、各部の名称と深さを書けばよいのです。1回3分もあればできるでしょう。

覚え方(語呂合わせ)は次のとおりです。

まず、各境界面の名称ですが、

地球内部に「も・ぐ・れ!」です。

「モホロビチッチ不連続面」→「グーテンベルク面」→「レーマン面」の順に頭文字をとったものです。

そして、境界面の深さは

「ニク(肉)・コイ(鯉)・ムシ(虫)」

ニク(2900km)→コイ(5100km)→ムシ(6400km)

05/08

地殻を構成する岩石を覚えよう

地球は「たまご」に例えられることがありますが、地殻は「たまご」の殻に相当します。地殻は岩石からできています。地殻の厚さは大陸で厚く、およそ30~50km、海洋で薄くおよそ5~10kmです。結局、地殻の厚さは5~50kmということになります。

地殻の構造

地殻の構造

地殻は大陸で二層になっており、海洋の地殻よりも厚くなっています。この地殻を構成する岩石の種類を問われることがありますので覚えておきましょう。

地殻を構成する岩石
地殻の部分構成する岩石
大陸地殻の上部花こう岩質の岩石
大陸地殻の下部、海洋地殻玄武岩質の岩石
マントル(上部)カンラン岩質の岩石

なお、地球の核(外核や内核)は鉄やニッケルからできていることも覚えておきましょう。

上図でピンク色の矢印は「モホロビチッチ不連続面」になりますので、併せて覚えておきましょう。

06/08

アイソスタシー

スカンジナビア半島は最近1万年間で地面が300mも上昇したことが知られています。その理由は「地面の上にあった厚い氷河が溶けて軽くなったから」と仰せられたのはイギリスの偉い科学者。「(マントルよりも軽い)地殻は(地殻よりも重い)マントルの上に浮いており、地殻が軽くなれば地殻は上昇(隆起)し、重くなれば沈む」とのことです。(※)

※上記の「軽い」「重い」とは、正確には「密度が小さい」「密度が大きい」ということです。

今一歩ピンとこないと思いますが、例え話で説明すると次のとおりです。

厚いマットレスの上に重い石を抱えて仰向けに寝ている姿をイメージしてみてください。マットレスはマントル、あなたは地殻、重い石が氷河です。あなた(地殻)はマットレスに沈み込んでいる状態です。そして、そのまま抱えている重い石(氷河)をマットレスの外に置きます。すると、あなた(地殻)は先ほどよりも少し上昇します。…こんなイメージです。

この地殻の上にマントルが浮いているという考え方は「アイソスタシー」と呼ばれています。「アイソスタシー」という名称も考え方も独特で、一般の人には理解し難い内容だと思いますが、高卒認定(高認)では、時々出題されますので覚えておきましょう。

過去出題例

地殻とマントルの様子は、アイソスタシーで説明できる。アイソスタシーについて述べた文として最も適当なものを、次の①~④のうちから一つ選べ。

① 密度の小さい地殻が、密度の大きいマントルの上に浮いた構造をもつ。

② 大陸部分の岩石は、密度が大きいので厚くなっている。

③ 地殻熱流量は、大陸部分のほうが海洋部分より大きい。

④ 地殻の温度は、マントルよりも高い。

▼正解はこちら
正解:①
07/08

過去問を解いてみよう!

ここまでの内容を理解したら、次のリンクの問題を解いてみましょう。

▼正解はこちら
〔正解〕問1=3、問2=1、問3=4、問4=1
08/08

高卒認定ワークブックの対応ページ

このページの内容は「高卒認定ワークブック地学基礎」の次のページに対応しています。ワークブックをお持ちの方は、併せて勉強すると、知識がより確実なものになるでしょう。

地殻を構成する岩石
学習内容対応ページ
地球の内部構造p46
地殻の構造、アイソスタシーp48~p49
基礎問題50~p51
レベルアップ問題(問5は除く)p52~p53

高卒認定ワークブック - 地学

高卒認定(高認)の地学基礎の対策学習書として「高卒認定ワークブック・地学基礎」をおすすめします。高卒認定(高認)試験対策として編集されているので、地学基礎の出題傾向・形式・レベルに合った勉強して無駄になる内容はなく、効率的です。基礎から確実に実力をつけることができます。

内容は問題が中心ですが、重要事項の整理や解説も一問ずつ丁寧になされており、参考書と問題集が一体となったような学習書です。

高卒認定試験の出題傾向・形式・レベルに合った学習内容なので勉強して無駄になる内容はなく、効率的に基礎から確実に実力をつけることができます。内容は問題が中心。高認に特化した学習書なので、本試験でもワークブックの類似問題が多く出題されています。
また、要点整理がなされており、解説も一問ずつ丁寧に説明されています。高卒認定試験対策に最適な参考書的な問題集です。

送料無料キャンペーン!!簡単注文フォーム

高卒認定スーパー実戦過去問題集 - 地学

地学は教科書や参考書で用語を覚えるなどの基礎をひととおり学習し、過去問を解くというごく普通の勉強方法で十分合格できる科目です。

高卒認定試験の過去問題6回分を掲載・解説。市販されている問題集の中で最も多くの過去問が掲載されています。しかも11月実施分の問題まで収録されている過去問題集は他にありません。
解答解説は、基本事項にも触れながら丁寧に説明されているので、苦手科目の克服にも最適。価格は少々高めですが、自信をもっておすすめできる過去問題集です。

送料無料キャンペーン!!簡単注文フォーム


このページ「地球の内部構造(高認・地学基礎対策)」のtopへ