集中型スクーリングで人間力もアップ勇志国際高等学校
建学の精神が素晴らしい学校
勇志国際高等学校では、校訓「勇志の心」として『国を愛し 郷土を愛し 人を愛する』を掲げている。人間の持つべき理想の精神が表現されている。勇志の心を持って生きる人が増えるほど、幸福で、平和な社会へと前進していくはずである。
勇志の心は、人生体験の少ない高校生にとっては、すぐにはピンとこない内容かも知れない。そこで、同校では、校長による道徳授業を実施。「勇志の心」を社会の出来事や歴史、生徒の体験等、身近な例をモチーフとしてわかりやすく説いている。道徳の授業を受けた女子生徒は、「自分は人を幸せにするために生まれてきたこと、そして、苦しく、悲しく、劣等感を味わってきた自分だからこそ、同じ気持ちで苦しんでいる人を支え、救ってあげることができるのではないかと思いました。」との感想文を提出していた。勇志の心のうちのひとつ「人を愛する」という精神を彼女なりに理解できたようだ。
同校は、確固たる建学の精神が土台となっており、それを貫いている学校である。
人間力もアップ 集中型スクーリング
人間は非日常体験をすることにより、自らがよく見えてくるといわれている。勇志国際高校本校は、熊本の離島である御所浦にあり、同校の集中スクーリングの会場となっている。都市のビルの代わりにあるのは、山や海。両親や親しい友達の代わりになるのは、地元の漁民や初対面の生徒たち。そんな非日常の中で、学科の授業だけでなく、さまざまな自然体験もする。
アンケートをとったところ、スクーリングに参加する前は、半数以上が「参加したくない」という回答であった。やはり、慣れない土地へ行き、見知らぬ人と生活を共にするときに不安を感じるのは、人間として当然であろう。しかし、それを乗り越え、いざ、参加してみると、約9割の生徒が「楽しかった」と回答している。自然の中で、地元の人たちと出会い、始めての友達と出会い、さまざまな経験をすることにより、自分の成長が実感できるという。
誰でも、どこからでも入学できる学校
勇志国際高等学校は広域通信制であるため、全国どこからでも入学が可能、転編入も随時受け付けている。入学する生徒は、中学卒業者から、高校中退者、社会人まで、年齢層が幅広い。文部科学省の「高等学校就学支援金制度」を利用できる学校なので、学費負担も軽減できる。
なお、コースも多彩で、大学進学を目指す「進学コース」、留学を希望する生徒のための「留学コース」、就職を目指す「会計ビジネスコース」「ITビジネスコース」、演技を中心に撮影や舞台制作などを学ぶ「映画・演劇・俳優コース」、スポーツや芸能活動と学業を両立させる「トップアスリートコース」などが設置されている。
勇志の通信生コースは、自分の都合に合わせて、学習計画を立てることができるので受験対策や、スポーツ活動など、高校卒業以外の目標を持っている人にもお勧めです。私は集中型のスクーリングに参加したのですが、本校での４泊５日はとても充実していました。最初は初めて会う人がほとんどで不安でしたが、天草の地元の人や本校の先生たちが優しく、一緒に参加した同級生も話してみると、ここに来るまでの経験などですごく共感できることも多く、いろいろな子と仲良くなることが出来ました。皆スクーリングに参加して楽しかったと言っていました。勇志にはネット授業があります。ネット授業は分からないことがあっても先生が親切に教えてくれるし、親身になって相談してくれるので安心です。一緒に参加している生徒とも顔を見て話が出来るので家で受講していても本当に学校にいるような感覚で授業を受けることができます。
緊張しながら行ったスクーリングでは素敵な先生方と友達に出会えました。御所浦の方々や自然にとても癒されながら、ただ勉強するのではなくて、自分の好きな事や、やりたい事を改めてゆっくり考えることができました。今までは人と接するのが面倒な時もあったけど、焦らずにマイペースでいられたので、心から楽しいと思える時間を過ごせました。一度スクーリングに行くと、本当に帰りたくなくなります。
勇志に入る前は、いろいろな不安や焦りがあったけど、勇志に出会えたことでそんな気持ちは消えてしまいました。勇志に出会えて本当に嬉しいし幸せです。また御所浦に遊びに行きたいです。
スクーリングでは全国から幅広い年齢の人があつまってきますが、上下関係も全くなく、沢山の仲間が出来ます。住むところも全然違いますが、色々な活動を通して絆を深めることができます。他の高校とは違い、「自分のペース」をとても大切にしてくれて、私は通信の勉強をしながらアルバイトをしています。勇志だからこそこんなにも充実した日々を送れているのだと思います。勇志高校に出会えた事に感謝の気持ちでいっぱいです。