|
通信制課程は昭和23年から設けられている制度で,中学校卒業後,経済的な理由等で全日制・定時制の高校に通学することができない青少年に対して,通信の方法により高校教育を受ける機会を与える趣旨で創設されました。近年では,全日制課程からの転・編入学する人や過去に高校教育を受けることができなかった人などさまざまな動機で通信制高校へ入学し,創設当初とは様相が違ってきています。この時代の変化にあわせて,通信制高校ではさまざまな対応がなされています。
◆通学スタイルの多様化
通信制高校では,基本的に月に2〜3回のスクーリングとなっていますが,最近では月曜日から金曜日の「毎日通学型」〜「週1日通学型」など,自由に選べる通信制高校も増えてきました。不登校の経験があり少しずつ集団生活に慣れていきたいという人や新しい友達をつくって高校生活を楽しみたいという人もこのようなタイプの通信制高校を上手く活用するとよいと思います。

あずさ第一高等学校
◆コースの多様化
レポート提出やスクーリングなどの学習にあてる時間以外は,自分の興味や関心のあることに打ち込むことができるように各種コースを設置している通信制高校も増えてきました。例えば,群馬県高崎市にある広域通信制高校学芸館高等学校では,音楽コース,美術コース,情報コース・普通コースを設置しています。他にも,クラーク記念国際高等学校など独自のコースや科目を設置し,興味関心を引き出す工夫もされている通信制高校も増えてきました。
◆通信制高校と高等専修学校の技能連携
技能連携校は高等専修学校が通信制高校が連携した学校です。入学すると両方の学校の学習を同時に行います。専修学校の専門的な知識や技術,資格を身に付けながら,高校卒業の学歴も取得することができます。 ※高等専修学校とは,高等課程を置く専修学校で、職業や実際生活に必要な能力を育成し,教養の向上を図ることを目的とする学校で,職業や資格と直結したことを学びます。福祉・医療・商業・家政・被服・工業・経理・情報などの分野があります。
◆インターネットを利用する高校が急増
インターネットを活用して,在宅学習やレポート提出を行う全く新しいスタイルの学習方法を取り入れている通信制高校が急増しています。インターネットを利用して,レポートが自動添削されたり,自宅にいながらリアルタイムで授業を受けることもできます。TV電話を利用して補習を受けたり,直接質問したりすることも可能になってきています。

ウィザス高等学校

科学技術学園高等学校

NHK学園高等学校
|