国語の攻略法・傾向と対策/高卒認定【高認】
高卒認定(高認)試験の国語は、大きく「現代文」「古文」「漢文」の3つの分野に分けられて出題されます。詳しくは次の図のようになっており、平成16年度まで実施されていた大検(大学入学資格検定)のときから同じ問題構成が続いています。

◆現代文では、自分の感情や考え、世間の常識を入れることはNG!
文学的小説と評論または随筆等(論理的文章)が1題ずつ合計2題出題されています。レベル的には、本文を丁寧に読めば答えられる標準的な問題が中心となっています。
小説では比較的読みやすい現代小説の他、独特な表現の戦後小説も出題されています。日頃から小説を読み慣れておくことも試験対策になるでしょう。 小説は登場人物の行動や発言を通して心情を理解することが一番のポイントです。その際、本文中の表現から答えを探すことが大切で、想像を膨らませてしまったり、自分の感情を入れないように注意して解答しましょう。また、比喩の種類(直喩・隠喩・擬人法)や倒置法・反復法などの基本的な表現技法を問う問題も出題されています。
論理的文章では「情報」「コミュニケーション」「表現」「言語」といった比較的理解しやすいテーマが扱われ、ドラマの台本が問題になったりもしています。普段から、新聞などを読んでおくとよいでしょう。
論理的文章では、接続詞に注意しながら、文と文・段落と段落の関係を正確につかみ全体の文脈を正しく理解し要点を押さえること、事実と意見を読み分けるが大切です。また、日常では、あまり使われないような聞き慣れない熟語が含まれています。いくら勉強しても、本番でも、やはりそのような言葉が登場します。落ち着いて、その単語を構成する漢字一つ一つの意味やその熟語が含まれる文の前後から類推します。その類推する力を過去問をより多く勉強して、トレーニングしておきましょう。論理的文章で一番大切なことは「筆者の主張」を捉えることです。自分の主観(個人的な考えや意見)や世間の常識にとらわれず、あくまでも本文から正解を読み取るようにしましょう。現代文は常識が問われるのではありません。世間の常識とは、多少違う著者の独自の考えを読み取る力(国語力)が問われるのです。
なお、漢字は毎回10問(読み・書き、各5問)出題されています。漢字検定3〜4級程度の問題ですので、余裕があったら漢字検定の勉強もしておくと、一石二鳥でしょう。
◆古文は、難しい文法は不要、本文(ストーリー)の理解が大切
出題のレベルは中学校から高校の基礎程度で「落ち」のわかりやすい説話ものや、内容のとらえやすい近世の作品が目立ちます。登場人物の心情を問われるので、誰が何をしたか(主語と述語の関係)をきちんととらえることがポイントです。それだけで、解ける問題もあります。また、敬語は登場人物の人間関係を把握する手がかりとなります。なお、細かい文法(活用形やその種類、品詞分解など)に関する問題は出題されていません。ストーリーの理解が大切です。
対策としては、過去問等を解きながら、重要単語をおさえつつ、文章全体の流れを捉える練習をしましょう。また、古文独特の言い回しに慣れましょう。現代語と古語では違う意味を持つ単語(「なつかし」「あたらし」など)に注意しましょう。問題文の最後にある(注)は問題を解く上での重要なヒントになりますので、必ずチェックしましょう。
◆漢文は、まず読み方のルールを覚えよう!古文の読解と同じ
漢文も古文と同様、本文(ストーリー)が理解できているかが問われます。つまり、読解力が必要です。漢文を読み解くために、まずは、訓点(返り点と送り仮名)の基本を押さえましょう。訓点にしたがって書き下し文にしたり、書き下し文を見ながら白文に訓点がつけられるように練習しましょう。次に「再読文字」「疑問」「反語」「使役・受身」などの重要句形をしっかりと覚えましょう。
漢文では、教訓的なたとえ話が多くあります。古文と同様に全体の流れ(ストーリー)を捉えることを中心に過去問等を多く解いて、漢文に慣れておきましょう。古文と比べて文章が短いので、ストーリーもシンプルです。
◆高卒認定試験「国語」の合格者・先輩からのアドバイス
| 満点を獲りたいなら別ですが、古文と漢文は消去法でいけますよ。選択肢は4択。その中には、絶対これじゃないだろ。っていうのが一個や二個は入っています。後は、それ以外の選択肢を吟味すれば、確信とまではいかなくても、これかな?ってのがあると思います。これで7,8割はいけるはず・・・頑張ってください!!(通りすがりさん) |
| センター試験レベルでも、古文の単語はせいぜい300語です。高認レベルなら100語で充分です。英単語100語といえば中2程度だと思います。そのくらいは暗記しましょう。あとは、助動詞と敬語の知識を暗記するしかありません。漢文も、基本的な語法(再読文字、使役など)は最低限、暗記しておく必要はあります。基本的な知識の暗記なしには、どうすることもできません。高1程度の内容はしっかり理解しておきましょう。(ジュリアさん) |
| 漢文と古文の小問のほとんどは話の内容を聞く問題です。4つの選択肢はかなり内容が違います。ですので極端な話、だいたい話を理解できたらいいのです。また、古文も漢文も言ってみれば日本語の羅列で構成されています。ですので大まかな意味は日本人でしたら理解できると思います。(通りすがりさん) |
| 古文も漢文も読んでから解くのではなく、横線などがあったらその都度、問題の選択肢を吟味しながら読んでいく。選択肢は消去法で選ぶ。消去法で定まらないときは前後の文を読み吟味する。(通りすがりさん) |
| 主観を交えずに客観的に読み進んでいく。 日本語で構成されている文章なので力を抜いて読む。 自分は上の事に注意しながら読んいき、8月の国語で満点獲りました。考え方一つで国語って科目は大きく点数が変わってきます。自分は高校の古文漢文を一切知らずに高認の試験はいけました。油断しなければきっといけます!!!(通りすがりさん) |




