国語の攻略法・傾向と対策/高卒認定試験【高認】対策 |
高卒認定(高認)試験の国語は,大きく「現代文」「古文」「漢文」の3つの分野に分けられて出題されます。詳しくは次の図のようになっており,高卒認定試験の前身である大学入学資格検定(大検)のときから同じ問題構成が続いています。

現代文
小説(文学的文章)と評論または随筆等(論理的文章)が1題ずつ合計2題出題されています。レベル的には,本文を丁寧に読めば答えられる標準的な問題が中心となっています。
小説では椎名誠,山田詠美,宮本輝などの比較的読みやすい現代小説の他,幸田文「雛」のように独特な表現の戦後小説も出題されています。日頃からこのような小説を読み慣れておくことも試験対策になるでしょう。
小説は登場人物の行動や発言を通して心情を理解することが一番のポイントです。その際,本文中の表現から答えを探すことが大切で,自分の感情を入れないように注意しましょう。また,最近では比喩の種類(直喩・隠喩・擬人法)や倒置法・反復法などの基本的な表現技法を問う問題も出題されています。
論理的文章では「情報」「コミュニケーション」「表現」「言語」といった比較的理解しやすいテーマが扱われ,最近ではドラマの台本が課題文になったりもしています。普段から,新聞などを読んでおくとよいでしょう。
論理的文章では,接続詞に注意しながら,文と文・段落と段落の関係を正確につかみ全体の文脈を正しく理解し要点を押さえること,事実と意見を読み分けるが大切です。また,「筆者の主張」を捉える際には,自分の主観や世間の常識にとらわれず,あくまでも本文から正解を読み取るようにしましょう。
漢字は毎回10問(読み・書き,各5問)出題されています。漢字検定3〜4級程度の問題ですので,余裕があったら漢字検定の勉強もしておくとよいでしょう。
古文
出題のレベルは中学校から高校の基礎程度で,「落ち」のわかりやすい説話ものや,内容のとらえやすい近世の作品が目立ちます。細かい文法よりも登場人物の心情を問われるので,誰が何をしたか(主語と述語の関係)をきちんととらえることがポイントです。それだけで,解ける問題もあります。また,敬語は登場人物の人間関係を把握する手がかりとなります。
対策としては,重要単語をおさえながら,文章全体の流れを捉える練習をしましょう。また,過去問等を解きながら,古文独特の言い回しなどに慣れましょう。なお,問題文の最後にある(注)は問題を解く上での重要なヒントになりますので,必ずチェックしましょう。
漢文
まずは,訓点(返り点と送り仮名)の基本を押さえましょう。訓点にしたがって書き下し文にしたり,書き下し文を見ながら白文に訓点がつけられるように練習しましょう。次に「再読文字」「疑問」「反語」「使役・受身」などの重要句形をしっかりと覚えましょう。また,漢字の意味は漢和辞典を活用すると効果的です。漢文では,教訓的なたとえ話が多くあります。古文と同様に全体の流れを捉えることを中心に過去問等を多く解いて,漢文に慣れておくことが大切です。
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