科学と人間生活 試験範囲 問題構成・問題内容等の予想

平成26年より高卒認定「理科総合」に変わって実施されている「科学と人間生活」の範囲や問題構成等の予想です。

科学と人間生活

科学と人間生活の試験範囲

1. 科学技術の発展

2. 人間生活の中の科学

(1) 光や熱の科学
• 光の性質とその利用
• 熱の性質とその利用
(2) 物質の科学
• 材料とその再利用
• 衣料と食品
(3) 生命の科学
• 生物と光
• 微生物とその利用
(4) 宇宙や地球の科学
• 身近な天体と太陽系における地球
• 身近な自然景観と自然災害

3. これからの科学と人間生活

科学と人間生活とは

科学と人間生活はその名のとおり「科学(自然界の解明や科学技術)」と「人間生活」とのかかわりについて学ぶ科目です。つまり、私たちの身近な自然現象や身近な科学技術などが学習内容です。

実際の問題でも、普段から私たちが目にするようなものが取り上げられています。 例えば、携帯電話やGPSなどに使われる電磁波、太陽光発電、生糸や絹、ペットボトルなどの素材、眼の構造、植物の光合成、太陽や月などの天体、地震や台風などによる災害などが挙げられます。

科学と人間生活 過去出題例
正解は③


科学と人間生活の試験範囲

科学と人間生活は、「物理分野」「化学分野」「生物分野」「地学分野」の4つの分野で構成されています。

分野項目具体的な内容
物理分野光の性質とその利用光の波の分類や性質。電磁波の利用(電波やX線)など。
熱の性質とその利用熱の性質。エネルギーの変換と保存及び有効利用。熱量保存。仕事や電流による熱の発生。熱機関と永久機関に関する歴史。熱が仕事に変わる際の不可逆性など。
化学分野材料とその再利用代表的なプラスチックや金属の種類、性質及び用途と資源の再利用。プラスチックの成分の違い、化学構造及び燃焼にかかわる安全性。金属の製錬や腐食とその防止。ガラスなど。
衣料と食品身近な衣料材料の性質や用途、食品中の主な成分の性質と化学構造。天然繊維及び合成繊維の性質。食品中の主な成分(炭水化物、タンパク質及び脂質の性質)。
生物分野生物と光植物の生育、動物の行動及びヒトの視覚と光とのかかわり。光合成と光、光に対する動物の行動。ヒトの視覚。植物の生育。生物の成長運動。開花。体内時計。ヒトの健康と光
微生物とその利用様々な微生物の存在と生態系での働き。生態系での分解者。発酵。微生物の発見の歴史。微生物と医薬品などの生成
地学分野身近な天体と太陽系における地球太陽や月の運行と時や暦などとの関係。太陽が地球や人間生活に及ぼす影響。太陽系の天体及び太陽系の広がりや構造、天動説、地動説など。
身近な自然景観と自然災害自然景観の変化と自然災害。自然景観の成り立ち。流水の作用。地震や火山活動、防災など。

※表中では、便宜上の4分野に分けてありますが、文部科学省では、例えば「物理分野」という表現はしておらず、( )内の「光や熱の科学」という表現で分けています。


「科学と人間生活」の選択のススメ

高卒認定(高認)試験では、理科は、2科目または3科目の選択必修科目です。2科目または3科目となっているのは、選択科目の中に「科学と人間生活」を含めた場合は合計2科目の選択、含めない場合は、合計3科目の選択というルールになっているからです。

例えば、理科の選択として、「物理基礎」+「生物基礎」+「地学基礎」という3科目選択もできますし、「科学と人間生活」を含めた場合は、例えば「科学と人間生活」+「生物基礎」のように2科目の選択で済むことになります。

高卒認定試験で実施される理科の標準単位はすべて「2単位」です。標準単位は高校での授業の量(1週間の授業時間数)に相当します。単純に計算すれば、理科3科目を選択した場合は「6」の勉強量が必要ですが、「科学と人間生活」を選択に含めた場合は「4」の勉強量で済むのです。しかも、各分野はどちらかの選択です。片方のみを勉強するのであれば、さらに勉強の負荷が小さくなります。


4科目も勉強するの?

ところで、「科学と人間生活」を選択した場合は、見かけ上、4科目(物理・化学・生物・地学)の勉強が必要になります。しかし、それらは科目ではなく、あくまでも「分野」なので、勉強の負荷は他の科目と同じです。例えば「生物基礎」を見れば、「細胞」「遺伝子」「免疫」「植生」「生態系」などいくつかの分野に分かれており、高校では、それぞれが独立しているかのように学びます。そのような見方をすれば「科学と人間生活」も他の理科の科目と同等です。

また、「科学と人間生活」の標準単位数(2単位)を見ても、各分野の難しい部分には触れず、あくまでも身近な科学です。学ぶ内容も「携帯電話の電波」「金属やプラスティック」「衣類や食品」「地震や災害」も私たちの生活に関係するものなので、学びやすい科目だと思います。

特に高卒認定試験の受験科目数の多い人には、「科学と人間生活」を理科の選択に含めることをおすすめします。


高卒認定/高認での出題形式

科学と人間生活は、観察や実験をもとに、基本的な用語や考察して解答する問題が出題されます。つまり、必要最低限の基本的な知識をもとに、図やグラフ、写真など見て、考えて、解答する問題が中心になります。

科学と人間生活の4つの分野は、それぞれ2つの項目に分かれています。高卒認定/高認試験でも各分野、それぞれどちらかを選択して解答する方式になっています。

また、問題数は大問ごとに5問ずつ、合計20問解答します。

大問分野選択
第1問物理分野1(光の性質とその利用)どちらか1問選択
第2問物理分野2(熱の性質とその利用)
第3問化学分野1(材料とその再利用)どちらか1問選択
第4問化学分野2(衣料と食品)
第5問生物分野1(生物と光)どちらか1問選択
第6問生物分野2(微生物とその利用)
第7問地学分野1(身近な天体と太陽系における地球)どちらか1問選択
第8問地学分野2(身近な自然景観と自然災害)

高卒認定ワークブック - 科学と人間生活

科学と人間生活は、理科総合の後継科目として、平成26年度から実施されている科目です。本試験の実施回数は少なく、出題傾向が見えにくいのですが、高認の専門学習書として定評のあるワークブックなら的確な対策学習ができます。

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