地理Aと地理Bでは、出題内容もが問題のレベルはほぼ同じです。ほとんどが共通問題です。若干地理Bの方が範囲が広いだけです。どちらも資料問題が多いので、グラフや表の解読に慣れておく必要があります。
出題内容は資料(グラフや地図・写真・統計など)を読み取る問題が大半で、用語や地名などの知識が問われる問題はほとんどありません。高認の地理で必要なのは「読み取る力」です。
地図や統計は覚えるものではなく、そこからの情報を読み取ることが大切です。読み取るときのポイントは「なぜ」です。例えば「世界気候の地図でヨーロッパはなぜ高緯度でも温帯なのか?」「コーヒーの生産上位の国々の共通点はないのか?」などです。この「なぜ」の部分は、問題文に与えられた資料もとに、その場で見て考えます。
次の問題は、ヨーロッパ地域の気候をもとに住宅の窓の大小があるのは「なぜ」なのかをポイントに考える問題です。「なぜ」の部分は選択肢の中で説明されています。資料3の図と資料4の文を見比べて、消去法なども使えば、正解が得られるはずです。考えてみましょう。
※なお、この問題では「なぜ」の部分については「降水量」や「日照時間」、「夏に乾燥」、「冬の寒さが厳しい」などのヨーロッパの気候の気候面を挙げています。
高認の地理のほとんど問題は、きちんと資料を読み取ることができれば、容易に正解できます。「読み取る力」を身につけるには、過去問で訓練すると効果的です。
過去問を解きながら、知識として必要な事柄が出てきたら過去問題集の解説や用語集、インターネットなどで調べ、ノートなどに書きとめて覚えるようにするとよいでしょう。
地理Aと地理Bは問題としてはあまり違いはありませんので、両方の問題を解いておくとよいでしょう。初めて解く年度の過去問が6割以上正解できるようになれば、合格の実力は身についているといえるでしょう。
高卒認定試験(高認/旧大検)の地理の試験問題は、地名や用語の暗記で解けるような問題ではなく、ほとんどが地形図や統計資料、写真などをもとに情報を読み取って解答する問題となっています。このような問題を解くための実力は、単なる暗記では養うことができず、問題を多く解くことによって訓練することが必要です。そのため、高卒認定試験の地理対策の問題集としては「過去問題」が最適です。
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