物理Iの攻略法・傾向と対策/高卒認定【高認】対策
◆物理Iの選択について
物理では、力やエネルギー、波、電気、磁気など目に見えないものを扱うためイメージがしにくく学習が難しい科目です。短期間で実力を身につけることは難しいので、将来、理工系の大学に進学したいなど特別な理由がない限りは物理の選択は避け、他の理科系科目(理科総合、化学、生物、地学)を選んだ方が無難でしょう。
◆試験の出題傾向と対策
高卒認定試験では、教科書の各分野から合計20問出題されます。
特に「力と運動」「エネルギー」の分野が多く出題されます。計算問題が多くありますが、基本問題ですが、数学と違って、単に公式を暗記しただけでは正解は得られないでしょう。
物理を勉強する場合、分野ごとの物理現象を参考書や教科書でよく理解して、それぞれの物理現象に対応する法則(きまり)や原理を理解します。そして、法則や原理に対応する公式を学び、その公式のあてはめ方を多くの問題を通して練習しておく必要があります。
例えば…
高いところからボールを静かに落とします。これは「物が落ちる(物体の落下)」という物理現象です。この「物が落ちる」という現象に対応する法則の一つとして「物が落ちるときにはだんだん速くなっていく」というきまり(法則)があります。そして、この法則には、落ち始めてからの時間と速さの関係を表す公式があります。1秒後には9.8の速さ、2秒後には19.6の速さ、3秒後には29.4の速さになります。重いボールでも軽いボールでも同じです。公式で表すと(速さ)=(9.8)×(時間)となります。もし、5秒後に地面に落ちたとすると、地面に落ちるときの速さは、9.8×5=49の速さになります。この公式をいろいろな問題で使い方を練習します。例えば「もっと高いところから落とした場合」や「静かに落とすのではなく、投げ落とした場合などです。
高認の物理では、計算問題以外にも物理現象を説明している5つ程度の選択肢(文章やグラフ、図など)の中から正解を選ぶ問題もあります。また、物理用語も問われることがあるので、正確に理解しておきましょう
先のように物理は目に見えない対象(力、エネルギー、波・・・)を数値化して扱います。とにかく、教科書、参考書などの例題や過去問題を数多く解いて、具体的なイメージが持てるようになるまで、十分な学習が必要です。
◆一旦実力が身につけば、落ちることなく、物理は楽しくなる
物理を勉強し始めた頃はなかなか実力が身につきません。かなりの根気と努力が必要です。しかし、ある程度の勉強して一旦実力がつくと、その実力は落ちることはなく、模擬試験等でも安定した得点が得られるようになっていきます。そうなれば、物理ほど楽しく、興味深い科目はないと感じることでしょう。


