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理科総合の攻略法・傾向と対策/高卒認定試験【高認】対策

理科総合の問題選択

■ 理科総合の出題形式

理科総合は「理科総合A」で物理・化学分野、「理科総合B」で生物・地学分野を中心に出題されます。各分野大問で2題づつ合計8題が出題されます。 ただし、高卒認定の理科総合では、全8題中4題選択して解答することになっており、A・Bのくくりはないので、例えば、2つの分野だけで合計4題を選択して解答することもできますし、4分野にまたがって、各分野1題ずつ、合計4題を選択することも可能です。

〔選択例〕
・生物分野2題、地学分野2題、合計4題を選択して解答。
・物理分野2題、化学分野1題、地学分野1題、合計4題を選択して解答。
・物理分野1題、化学分野1題、生物分野1題、地学分野1題、合計4題を選択して解答。

このように、A・Bの区別や分野に制限されずに、とにかく8題から4題を選択して解答します。理科総合は、問題の選択は試験会場で見てからできそうな問題を選ぶことが可能なので、受験者にとっては、有利な科目と言えるかも知れません。
なお、各大問はそれぞれ5問ずつの小問から構成されています。

■理科総合の出題内容とレベル

問題自体はそれほどレベルの高いものではなく、中学の内容の発展的な問題やテレビのニュースや特集などで取り上げられるような一般の知識があれば正解できる問題もあります。ただし、各分野の基礎知識をもとにした考察問題も多く、法則や現象を正しく理解していないと正解できない問題も出題されます(各大問につき1題程度)。地学分野以外は実験・観察などに関する問題が目立ちます。

■理科総合の学習対策

上記の理科総合独特の出題形式と出題傾向を考慮しながら勉強する必要があります。基本的には2分野勉強して試験に臨む方法でよいでしょう。8題の中から4題選択のため、単純に考えると2題分(=1分野に相当)の正解が得られば50点になり、合格点に達します。そこで、あまり勉強時間が持てない人は、得意な一分野だけ勉強して、あとは試験当日、正解できそうな問題を残りの6題の中から2題選択して解答する方法もあると思います。

勉強法としては、他の科目と同じように、参考書や問題集で勉強し、過去3年6回分程度の過去問を解いておけば充分でしょう。

◆物理分野

理科総合の中では、いちばん難しい分野です。出題内容は、「エネルギー」と「物体の運動」に関する問題が頻出です。物体の運動に関しても「力学的エネルギー(の保存法則)」が出題されることが多く、結局、理科総合・物理分野のツボは「エネルギー」です。

理科総合 物理 問題サンプル

エネルギーには、「我々が食物から得るエネルギー」「熱エネルギー」「電気エネルギー」「原子力エネルギー」「太陽エネルギー」などなど、さまざまな種類があり、それらがお互いに変換されることを正しく理解しておく必要があります。さらに、「物体の運動」では、力とエネルギーが密接に関係することを理解しておく必要があります。ここでそんなことを言われても、?ちんぷん??かんぷん?だと思います。エネルギーにしても、力にしても目に見えないものなので、イメージしがたいものだからです。

どんなに教科書や参考書を読んでも理解できない場合が多いので、あまりこだわらずに一通り読んだら、問題を通して理解する方法をおすすめします。逆に、上記の内容を理解できれば、物理分野は余裕で得点できるでしょう。

◆化学分野

おもに実験を題材として出題されますが、資料などを見て考えて解答する考察問題よりも、基本事項を覚えていないと正解が得られないような知識が問われる問題が多くあります。そのため、中学の学習内容も含め、基礎的な内容を広く、浅く、正確に学習しておく必要があります。

電気分解など、液体(水溶液)に電極を差し込む実験が目立ちます。
また、試験管や集気ビンの向きなどの実験器具の組み立て方が問われる問題も多いので、物質の性質(空気より軽いか重いか、水に溶けるか溶けないかなど)と関連づけて覚えておきましょう。さらに、物質の性質や物質自体を確認する指示薬や炎色反応なども押さえておきましょう。

器具の使い方や物質の匂いの確認の方法などの出題もときどき見られますが、常識的に考えて安全な方法が記述されている選択肢が正解です。

◆生物分野

基本的には、中学の復習も含めて、基礎的な内容を、広く浅く勉強すればよいのですが、「遺伝(メンデルの法則)」についてはほぼ毎年出題されるので、必ず押さえておきましょう。

この「遺伝(メンデルの法則)」は、よく遺伝の系統図(家系図)とともに出題され、どのような形質(=外見上の特徴)の子がどんな割合で生まれるか、その子の遺伝子型(=遺伝子をアルファベットの大文字と小文字で表したもの)を特定する問題が頻出です。問題がある程度パターン化しているので、基礎を参考書などで学んだら、過去問題集で勉強する方法が効率的です。

遺伝に次いで、地球の環境の変化と生物の進化についての出題も目立ちます。地球が誕生したときには、紫外線などが降り注ぎ、とても生物が棲める環境ではありませんでした。しかし、地球の環境は生物の生活しやすい環境へ変化していきました。地球環境は、どんな過程を経てきたのか。海で誕生した生物は、どのように進化して生き続けてきたのかなどを理解しておきましょう。

また、生態系も必ず勉強しておきましょう。特に、生態系の中での物質の流れ(炭素と窒素)。生態系内でのエネルギーの流れ、太陽エネルギーが植物により化学エネルギーとして取り込まれ、食物連鎖で化学エネルギーとして消費者や分解者に移動し、最終的には熱エネルギーになることなどを押さえておきましょう。

そして、生物の分類。細胞のつくりや種子の有無、脊椎の有無などによる生物の分類方法も覚えておきましょう。

◆地学分野

地学分野は、地球について学びます。今、地球上で目立って起こっている現象がよく出題されます。

例えば、地震や火山活動。地球はプレートと呼ばれる板のようなものが数枚ペタペタと貼りついてできていますが、そのプレートはなんと動くのです。プレートとプレートがぶつかり合う付近では、地震や火山活動が頻繁に起こります。世界のプレートの分布図と地震や火山の分布図は必ず勉強しておきましょう。

それと、集中豪雨などの気象現象。プレートが動くと地震が起こりますが、大気が動くと台風などの気象現象が起こります。なぜ、大気が動くのかをエネルギーの流れとともに理解しておきましょう。

惑星の特徴に関する問題もよく出題されます。惑星のタイプと地球と他の惑星との違いなどをよく勉強しておきましょう。

理科総合のおすすめ参考書はこちらのページで紹介しています。

過去問題集についてはこちらのページで紹介しています。







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